九条ねぎ
について

Kujonegi

伝統の野菜「九条ねぎ」
とは

日本の青ネギ(葉ネギ)の一種で、伝統的に生産され続けている京野菜のひとつです。

主産地は京都市南区九条地区ですが、京都知七では気候に合わせて最適な産地をリレーすることで年間を通して安定したねぎの供給を行っております。
栽培期間は他の葱に比べると長く時間がかかりますが、かけた分だけ美味しくなります。直径2センチ、長さが1メートル程度に成長し耐寒性があり周年栽培できます。

九条葱の大きな特徴には他の葱にはない「ぬめり」が存在します。
香りと甘さが凝縮され、季節により春はやわらかく、夏から秋はピリッとした辛味があります。
九条葱は甘くて風味がよく、葱の味がしっかりしていますので料理を引き立てる魅力ある食材です。
京都知七では特に品種にこだわりを持ち、生産に取り組んでおります。

九条ねぎの歴史

九条ねぎの歴史は京野菜の中で最も古く、奈良時代、伏見稲荷大社が建てられた711年に、大阪の浪速から京都にねぎが移植されたのが始まりと言われています。「続日本後紀」という歴史書では、九条村で水葱を栽培したとの記録が残されています。

また、九条ねぎに関する逸話として、弘法大師(空海)が東寺の近くで大蛇に追いかけられた時に、ねぎ畑に隠れて難を逃れた、という言い伝えがあります。
ちなみに、東寺とは、弘法大師が嵯峨天皇から給預された(預かった)寺で、現在は世界遺産にも登録されています。

九条ねぎの美味しい食べ方

九条ねぎは風味の良さから薬味として使われることが多く、麺類や冷奴のトッピングには最適です。
特にうどんは原料が小麦粉でミネラルが少ないため、ミネラル豊富な九条ねぎを合わせることで栄養素を補うことが出来ます。

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